福岡城跡地
福岡城跡には江戸時代からの多聞櫓や天守台を始め、福岡県有形文化財の祈念櫓、黒田24騎の一人母里太兵衛邸長屋門や(伝)潮見櫓、名島門など見所満載です。歴史を踏みしめながら散策下さい
石垣
福岡城は石垣の素晴らしさでも名高いお城です。天守台、本丸、二の丸、三の丸の門など多くの部分が石垣で造られています。その総延長は3kmを超え、高さが10mを超える所もあります。
福岡城 下之橋御門(しものはしごもん)
旧福岡城の門のうち、現在も本来の位置を保っているのは、この門のみである。旧福岡城三の丸の堀には、東側に上の橋、西側に下の橋の二ヶ所の橋がかかり、それぞれに枡形を設けて城門が作られていた。福岡県指定有形文化財。
福岡城 上之橋御門(かみのはしごもん)
黒田五十二万石を誇る本城三の丸に入る公式御門。「虎口構え」の高さ約10mに及ぶ石垣に守られた、二層の楼門は戦災で消失した。現在は、算木積みの稜線の美しい石垣が、当時の面影を残している。
福岡城 潮見櫓(しおみやぐら)
現在、福岡城下の「福岡城大手門」南に接して、二層の櫓が立つ。これが、県指定「福岡城潮見櫓」である。 潮見櫓は、そもそも三ノ丸北西角に建てられたもので、遠く玄界灘、博多湾の形勢を望み、海上からの防禦を担った。福岡県指定有形文化財。
福岡城 多聞櫓(たもんやぐら)
旧福岡城の47にもおよぶ櫓のうち、永年の風雪に耐え現在位置を保っているのは、この櫓のみである。構造は、南西角にある二重二階建切妻造の角櫓と桁行30間の西平櫓とからなっている。福岡県指定有形文化財。
福岡城 祈念櫓(きねんやぐら)
本丸の東北隅に鬼門封じの祈念をするために建立されたもので、棟札によると万延元年(1860)3月に起工し、同年10月に竣工したもの。棟を北西から東北に通し、鯱が上げられ、丸瓦に黒田家の藤巴が刻まれる。
福岡城 名島門(なじまもん)
名島城の脇門であったが、慶長年間、黒田長政が今の地に福岡城を築き居城を移すとき、24騎の一人である林掃部にさげ渡され、邸宅の門として使用されていたという言い伝えを持つ。福岡市指定有形文化財。
旧母里太兵衛邸長屋門(きゅうぼりたへえていながやもん)
黒田24騎の一人で、福島正則から名槍日本号を飲み取ったという「酒は飲め飲め…。」の筑前今様で知られる豪傑母里太兵衛の邸宅に構えられたもので、武家屋敷長屋門として代表的な江戸時代の優れた建造物である。福岡県指定有形文化財。
福岡城 天守台跡(てんしゅだいあと)
歴代の福岡藩主も眺めたであろう天守台跡からは、福岡市内360度全方向のパノラマを楽しめます。天守閣の柱を立てたと思われる約40個の礎石がきれいに配置され、残っています。